
こんにちは。
少し前は紅葉が見頃でしたが、落ち葉の季節になってきましたね。
少し前に、立川・昭和記念公園での紅葉です。
鮮やかでとっても綺麗な紅葉で、ちょうど見頃でした。
反り腰ケアにおすすめ「丹田ボール」
さて今日は、姿勢の整える方法として「丹田ボール」をご紹介します。
反り腰の方、結構多いですよね。
腰が痛いという方は、かなりの確率で反り腰になっていて、お腹の力が抜けてしまって、力が入っていないことが多いです。
反り腰チェック
壁に背中をつけて立った時に、腰と壁の間に手のひらがスッと一枚入る程度の隙間が開いているのが良いと言われています。
いかがですか? 一枚どころか、スカスカで隙間がたくさんある方は要注意です。
サロンでは、お腹に力を入れて、胸は上下に広げるようにするといいよとお伝えしています。
けれどもお腹に力を入れると身体が「くの字」になってしまい、それを伸ばそうと背中を起こすと、お腹の力が抜けてしまう。どうにかバランスを取ろうとすると、お腹以外のところに余計に力が入ってしまいがちです。
「くの字」になってしまうのは、おへその位置で曲げてしまうからで、実際は、下腹に意識をすると良いのです。いわゆる「丹田」ですね。「丹田」はおへその下、指3本か4本あたりと言われています。
ところが丹田を意識してもらってもなかなか難しいようで、どうしたらで出来るようになるかしら?と日々考えていたところに思いついたのが「丹田ボール」です。
「丹田」は下腹の表面ではなく、その奥にあるそうです。
武道でも「丹田」を意識するよう指導されるようなので、身体の中心をここに持ってくると良いのですね。
「丹田」を「点」でとらえようとすると難しいのですが、下腹にボールが入っているイメージをするといいかも!とやってみたら、これがなかなか良い感じです♩

丹田を意識して「8の字」エクササイズ
下腹の中にボールが入っていて、そのボールが膨らんでいるイメージします。
すると、自然と骨盤が立って、背中が伸びてきます。
その姿勢をキープしたまま立った状態で、「丹田ボール」を意識して、腰を8の字に動かしてみてください。
身体の中心でボールがくるくる、その場で回転するイメージです。
私のイメージとしては、小さい噴水の上に水晶玉が乗っていて、水晶玉が水流でその場で回転しているインテリアの置き物がありますが、そんな感じです。
「丹田ボール」が身体の中心にあると、必要最低限の動きで無駄なく8の字が書けます。
動かし方に慣れてきたら、あえて、お腹の力を抜いてみてください。するとボールが前に移動して、腰に負担がかかるのがわかります。反対に腰を引いてお腹をくの字にすると、ボールが潰れちゃいますね。身体の重心もぶれてしまいます。
ボールが綺麗な球体であることをイメージして、身体の中心で8の字を書く。これで身体の重心がどこにあると良いのかわかってきますよ。
続けているうちに身体が覚えてきます。というより思い出すと言ったほうがいいのかな?
すぐにバランスが良くなりました
これをやってもらったお客様は、その場で体幹が整ったのを実感されていました。
そのお客様は、バレエを習い始めたけれど、片足立ちでもう片方の脚を上げると、身体がぐらついてしまうのがお悩みでした。
「ボールをイメージするのが難し〜」
「こうかな?これで合ってますか?」
ほんの数分。1〜2分かな?丹田ボールを意識して8の字の動きし、その後片足立ちで脚を上げてみると、さっきまでぐらついていたのが、バランスが取れてスッと立てるように!
「えー!さっきまでぐらついてましたよね?」
「ぐらつかないで立てる気がする!」
と驚いていらっしゃいました。まさか私もそこまで即効性があるとは思っていなかったのでびっくりです。
早速家に帰って練習する!とおっしゃっていたので、次回お話を聞くのが楽しみですね。

ステップアップ!ボールを小さく&肩を下げる
この「丹田ボール」を意識して胸を引き上げると自然に下腹が薄くなりますが、コツがつかめてきたら、更に下腹に力を入れてボールを小さくしてみてください。お腹の中心にグーッと力が集中していきます。
併せて、肩を開いてストンと力を抜いて下げます。
胸を開くので、巻き肩、猫背の方は、かなり後ろに引っ張られる感じがするかもしれませんね。
この時お腹の力が抜けてしまうと、腰が反ってしまって痛めてしまうので、お腹にキュッと力を入れるのはキープしておきます。
座る時も「丹田ボール」で楽に座れる
座る時も丹田ボールを意識すると良いですよ。
背中が丸まっているとお腹が潰れちゃいますが、ボールがふくらんでいるのをイメージするだけで、骨盤が良い位置におさまってきます。
お尻の上に頭が乗っているのが良いのですが、背もたれに寄りかかったり、前のめりになると頭の位置がずれてしまいます。けれども丹田ボールがふくらんでいるのを意識すると、頭がお尻、背骨の上に乗っかります。
姿勢をキープするのが楽ですよね。
歩く時にも「丹田ボール」でお腹を引き締めよう
そして、歩く時もこの丹田ボールを意識しましょう。
脚の付け根は、股関節ではなく、みぞおちです。
みぞおちから脚を動かすイメージで歩くと、丹田ボールが身体の中心でくるくる回転します。
かつては私も反り腰で、腰痛持ちでした。
セルフケアと姿勢を整えることを意識するようになって、腰痛は無くなってきましたが、お腹の力が入っていないというのは実感していました。
お腹に力を入れると、反り腰にならないので、長時間歩いても腰が痛くなりにくくなりますが、これは私もまだまだ練習中です。
立っている時は丹田を意識することができても、歩くとうまくできないですよね。
下腹にグッと力を入れるのと良いのですが、油断するとお腹の力が抜けちゃいます。
私のウォーキングの先生は「キツいジーパンのファスナーをキュキュット上げる感じ」とおっしゃいます。
どちらでもイメージしやすい方でやってみてくださいね。
とにかく練習あるのみ。歩くのは毎日の基本ですから、これが自然に出来るようになると、お腹がペタンコで、スタイルアップも間違いなしです!